目的

同一LAN内でのファイル転送ソフト・アプリの使い勝手の比較

環境

  • Linux Mint 22(Hyper-V上)
  • Windows 11 Pro
  • Andoroid 14

使用ソフト・アプリ

  • Warpinator(windows版はWinpinator)
  • LocalSend
  • KDE Connect

Warpinator

まず、お互いの端末同士の認識について時間がかかる問題があるが、これは些細なことである。
それよりも問題なのは、3台同時には使えないことだ。
先に認識しあった2台は認識もファイル転送もできるのだが、3台目はawaiking duplesとなり他の端末自体は認識できるがファイル転送ができない状態になる。 

しかし、このように認識に問題があってもWarpinatorにはグループコードを設定することによりグループ化し同一LAN内の他の端末に表示させない認証機能は秀逸である。
また、ファイルの転送にあたり受信相手の許可機能もついてるし、ファイアウォールの設定も一発できる。

認識の問題が解決できればこれが転送ソフトの中では一番よさげである。

LocalSend

3つの中では一番シンプルで一番であり、端末同士の認識も問題がないし、受信相手の許可機能もついている。
しかし、同一LAN内のLocalSendがインストールされた端末はすべて表示されてしまうのが難点だ。

他の端末の認識も早いので個人で使うぶんには一番楽なソフトである。

KDE Connect

端末の認識も問題なく、クリップボードの中身を送信できるので機能的にはこれが一番のソフトだ。

しかし、スマホに常駐するのがうざい上に、ファイル転送された場合に自動的にダウンロードしてしまうの微妙である。
自動ダウンロードはおそらく端末同士をペアリング認証することによって安全性が担保されているということなんだろう。

また私の環境では、Windowsの場合はGUIではファイルの送信はできず、なぜかタスクトレイ経由ならできるという変な状態になっている。

スマホ常駐の無効とWindows版の修正ができたらこれがメインになりそう。
やはりクリップボードの中身を送信は便利。

比較

認識性認証性拡張性
Warpinator××
LocalSend××
KDE Connect